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~宇宙の情報記録庫をたどる
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 クフ王の大ピラミッドの内部のほぼ中央にある「王の間」からは、2本のシャフトが南面と北面に伸びています。北向きのシャフトはちょうど北極星を指し、そして南向きのシャフトはオリオン座の三つ星を指しています。王の間の南シャフトの先にちょうどオリオン座の三つ星が来るのは、紀元前 2600 年ごろか紀元前 1 万 450 年ころであることがコンピュータによって計算されました。ところがアメリカの「透視」能力者エドガー・ケイシーはコンピュータが発明される前に、ギザの 3 大ピラミッドは紀元前 1 万 400 年頃に建設が始まっていたということを指摘してい たのです。

 ケイシーはどのようにしてピラミッドの成立年代を知ったのでしょうか? ケイシーが行った「透視」は「科学的」なものだったというのでし ょうか?  この拙文はこの問題を、現代の分子遺伝学や神経科学、最新の素粒子物理学なども援用しながら考えていこうというものです。それは、人間あるいは宇宙が、「情報」をどのように記録しているかを探る旅でもあるのです。
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